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犬っこまつりの歴史

 

元和の昔より、約400年もの長い間続いたといわれる

湯沢地方の民俗行事です。


そのころ、白昼堂々と人家を襲う

「白討(はくとう)」という大盗賊がいましたが、

湯沢の殿様がこれら一味を退治し、

再びこのような悪党が現れないようにと、

米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、

旧小正月の晩に、これを家の入口や窓々にお供えして

祈念させたのが、この犬っこまつりの

始まりとされています。(諸説あり)


夕暮れになると子どもたちが、

門口に雪で作ったお堂っこの中に

犬っこを餅や甘酒などとともにお供えして、

夜が更けるまで遊び明かす風習がありました。

​年中行事の鳥追い行事

(冬のハロウィーン)の派生です。


昭和の頃になると、

戦争後食料困難もありましたが

冬になるとしんこ細工は

子供たちのおやつになりました。

​当時はしんこ細工のほかに飴細工もありました。

お堂っこは家の前に雪造していましたが

高度経済成長期になると観光事業のため

大きく雪造していき、今に至ります。

近年は、秋田犬ブームもあり愛犬祈願祭を主体とした

​新たなおまつりへと進化を遂げています。

    犬っこまつり.jpg

    ​しんこ細工とは・・・?

    しんこ細工(新粉細工)

    新粉=米を水でこね、蒸したものを花・鳥・人物などの形に作り、彩色した細工物

    中国から伝来し、鳥追い行事(年中行事)の際に、主に東北地方に残る風習です

    おまつりの様子

    ​お堂っこの紹介

    ​各雪像の紹介をします

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